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手織絨毯・ギャッベ[Gabbeh]

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ギャッベとは南ペルシアの遊牧民によって織り続けられている絨毯です。
受け継がれてきた文様や風景などを織り込み、一枚一枚時間をかけて丁寧に織り上げられます。遊牧民のギャッベの中でも、特にカシュガイ族のギャッベは自由でアート性の高いものが多く、織りも細やかで品質の高さでは群を抜いています。

数あるギャッベの中から専属の選定人が年に3~4回、現地を訪れ作り手と同じ空気を吸い、同じ景色を見て感性を共有し、心に響いたものを『アートギャッベ』として、みなさまにご紹介しています。

 

 

『文様に願いを込めて』

紡ぐ・織る

アートギャッベを織っているのはカシュガイ族の女性たち。

織る②

それぞれの家庭で受け継がれてきた織りの技と想いは、母から娘へと伝承されていき、見るものに語りかけるような感性あふれるギャッベが生まれます。

その受け継がれてきた想いは「文様」。

それは「生命の木」、「鹿」、「羊」「井戸」「花」など。特に象徴的な文様として人気の「生命の木」は長寿、健康、子供の成長を願う家族の想いが込められています。

カシュガイ族の文様は家庭円満・愛情・豊作・厄除けなど願いや祈るような想いを表すもので、私たち日本人の心にも通じるものです。

生命の木鹿井戸③花

草原

 

『艶やかな手ざわりとサラサラ快適なウール』

「ウールなのにこのシルクのような艶はなぜ?」
初めてアートギャッベを見たとき、不思議に感じたことでした。

羊の群れ

標高が高く朝夕の気温差が大きい、厳しい環境の中で生きる羊はそこで生き抜くために上質なウールを身にまといます。そのウールには「ラノリン」という化粧品にも使用される良質な油脂が含まれていて、アートギャッベのウールにはその成分が程よく残されています。艶があり、しっとりした手ざわりなのはラノリンがあるおかげ。

そして夏でもサラサラと快適な使い心地なのは、ラノリンがあることでウールの繊維がふっくらしていて調湿効果の機能がしっかり働ているからです。

 

『輝く色、潜む色。多彩な色の魅力』

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大地を染める夕日のような茜の赤色。

ザクロス山脈のむこうに広がる空のような青色。

風に波打つ小麦が輝くような黄色。

雪解け水を豊富に貯え、命の水を送り出す大地の茶色。

春の訪れに喜々として羊たちが食む、一面の草の緑色。

赤青黄茶緑

これらの色を作り出すのは自然の染料。
カシュガイ族の男たちは大きな窯で煮立てて、糸を染めていきます。

染料①染める②糸②

一本の繋がった毛糸でも太いところと細いところが入り混じっているのは、人の手で紡いで糸に撚るから。

また、羊毛の自然の色も白、茶、グレー、黒とさまざま。
同じ様に染めても一本の糸に濃淡が生まれたり、何通りもの色に仕上がります。

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そのような毛糸で織りあげるので、アートギャッベは色の多彩さや奥行きが感じられ、いつまでも眺めていられるのです。

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